脱東京で困ったのは仕事探し

Uターンのきっかけは、人それぞれだけど、自分の場合は親でした。高齢の両親が祖母と同居し、老老介護をすることになったのがトリガーとなり、Uターンすることに。夫婦共に地方出身だったせいか、夫婦間で喧嘩になるようなことはなかったです。それはよかったこと。
Uターンまでの流れは、通常の転職と同じ。セオリー通りに、仕事を見つけて、入社日を決めて、そこから退職手続きをして、引っ越し先を決めて、ってとこ。
地方移住っぽい転職(サラリーマンが農業をやるとか)感じではなく、今までのキャリアは維持して住むところだけ移る、だったので、感覚としては、普通の転職活動とあまり変わらなかった。東京-名古屋間が新幹線で90分程度なので、さほど遠くないのも大きかったかも知れない。
ただ、新幹線で90分の距離とはいえ、仕事探しは苦労した。何に苦労したかというと、とにかく仕事がないこと。応募しようにも、仕事がない。自分はIT系のベンチャー勤務だったのだけど、まぁ、とにかくない。仕事がない。
転職エージェントの求人を見ても、ほとんどがエイチームの求人ばかり。東京だと、イケてる、面白そうなベンチャーやスタートアップが数多ありますが、地方だと数えるほどしかありません。そこそこ大きな地方都市の名古屋でさえそうなので、人口の少ない県だともっと少ないか、あるいはないということも。
役職にもよるのですが、当然給料は下がります。東京と名古屋だと10%程度ダウンするイメージ。もちろん当人の能力で給与ステイでUターンすること可能ですが、相場観としては年収10%ダウン、と理解しておいた方がよいかと思います。最初の給与明細を見ると、結構凹みました。